「自分の実力を認めてもらえない…」「もっと自分の価値を高めていきたい…」
転職を考え始める時は、こういった悩みを考えてしまうとおもいます。
この記事は、2022年1月に販売されたmotoさん(@moto_recruit)の書籍「WORK 価値ある人材こそ生き残る」をよんで、医療従事者として心に残ったことをネタバレにならない範囲でシェアします。
motoさんの前著「「転職と副業のかけ算-生涯年収を最大化する生き方-」も読んでみましたが、自分の人生を変える本でした!
自分の価値=経験
同じ職種が多く、時間単価が変わらないセラピストが自分の価値を上げるには、今まで課題を解決するまでの経験が大切であり、自分だけのスキルを使って課題を解決することが自分の価値を上げることだとこの本には書かれています。
私たち理学療法士にとっての経験とは何でしょうか?
私は患者さんの悩みを解決するまでの治療過程だと考えます。
「膝が痛くて大好きな旅行ができない。」「部活で怪我をしてしまい、試合に出ることができない。」
こういった方々の希望をどのような形で解決したかという経験は、自分自身の価値を高めます。
しかし、注意点があります。
本書でも書かれていますが、本来の目的ではなく、手段を達成することが目的になっていないかを考えなければいけません。
例えば、膝が痛くて旅行に行けない方がいた場合、痛みをとってどうしたいという目的を見失ってはいけません。
私の経験ですが、だんだんと痛みをとることに固執してしまい、痛みをとるための技術(手段)を行うことが目的になっていることがありました。
結果として、この技術を使って治したいという独りよがりの治療になってしまっていたのです。
それをみていた先輩が、患者さんに杖の使用を提案しており、その後旅行に行くことができていました。
この経験から、現在の私は治療内容にこだわらないよう気を付け、治療方針をいくつか提案するように心がけています。
結果として私の経験は蓄積され、成果を出せる場面が増えてきました。
まとめ
「WORK 価値ある人材こそ生き残る」を読むまでは、頑張っても時間単価が変わらないから、これから先どうやって自分の価値を上げていけばいいか悩んでいました。
本書を読み終わり、病院が成長するために私できることを見つけるキッカケができ、自分の価値を上げるための方向性を見つけ出すことができました。
「WORK 価値ある人材こそ生き残る」は一般的なビジネスマンだけでなく、医療従事者にも響く本です。
他にも、価値を上げるためのコミュニケーション法や転職方法などmotoさんの経験をもとにした内容がふんだんに詰まっています。
この本を読むことで、新しい視点を持つことができますので、気になる方はぜひ書店で探してみてください。
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